超お買い得?不人気格安中古車を紹介

2019年11月18日


中古車市場の魅力のひとつは、価値が人気によって変動することです。つまり不人気車であれば価格は下がります。とは言え、本当にその車が性能的にも劣っているかどうかは別問題です。

製造業でない中古車市場の車の価値は需要と供給とのバランスで決まります。よって製造業ではありえないくらいに価格が下がっていることもあります。

今回は、そんな格安でかなりお買い得な中古車を2車種紹介します。

日産 マーチ (K13型)

日産マーチ K13型 1.2X Vセレクション(後期型) 日産プリンス店展示車 by DY5W-sport license: :CC BY-SA 3.0

タイで生産される日産のコンパクトカーです。マーチと言えば、かつて大ヒットしたオシャレなコンパクトカーの代名詞ですが、現行K13型はかなりの不人気車です。中古だと年式にもよりますが、走行距離も2万km程度で本体価格が30万くらいで買えてしまうような個体もざらにあります。

先代に比べて如何にも安物な質感。人気がない主な理由はそこだと思われます。

マーチといえば人気車種とは言え、ライバルに対して室内空間も狭く、使い勝手も特段優れているわけではない車でした。そんなマーチの他車に対するアドバンテージはやはりデザインでした。

今回もヒットした先代のK12のキープコンセプトとしてはいます。しかし新興国向け故に価格を抑える必要があり、各所でのコストダウンされています。そしてそのコストダウンが滲み出ており、先代に対して随分チープな印象になってしまっていました。

やはり外観に強みがなく平凡な車である以上、人気車から一転し不人気車となるのも仕方ありません。

しかし、この価格ならば、格安中古車としてみた場合はかなりお買い得な車だと思います。

実際、多少積載性や室内空間ではライバルに劣るものの実用面では不満はそうありません。エンジンは最新の1.2L 3気筒エンジン。日産でもかなり人気車種となっているノートに搭載されるものと同じエンジンです。3気筒と言えばチープな軽自動車用エンジンの印象がありましたが、技術の進化でかなり良くなりました。

3気筒エンジンに関して語った記事はこちら

中古車相場を考えると、エントリーコンパクトカーとしてはかなりお得度の高い車になります。

三菱 ミラージュ(A05A/A03A型)

三菱のエントリーモデルであるミラージュ。今回、久々に国内で復活したミラージュはマーチと同様、こちらもタイ発のコンパクトカーです。やはり新興国のマーケットを見据えておりコストダウンが徹底されています。その弊害として、マーチと同様に見た目はチープな印象です。

この車も不人気車であり、非常に中古価格も安く、マーチ同様本体価格30万程度で極めて低走行の個体も多くあります。

この車を所有する中で一番大きなデメリットはブランドイメージだと思います。三菱自動車のブランドイメージは、相次ぐリコール隠し問題により国内では地の底に落ちました。また、2016 年の燃費偽装に関しても記憶に新しく、回復しつつあったブランドイメージをさらに落とす結果になりました。各社が力を入れ激戦区のコンパクトカー市場で、見た目も微妙で尖った特徴もない平凡な三菱の車をわざわざ購入しようとする人はメーカー関係者でもない限り、あまりいないと思います。

そんなミラージュですが、実燃費の良さには非常に定評があります。軽量なボディに1L、もしくは1.2Lエンジンを搭載しています。非力とは言えキビキビと良く走ると評判です。

後期型になって不評だった外観のクオリティも上がりました。中古車市場で格安なのはやはりチープな前期型です。ただし不人気とは言え、前期型でも動力面や使い勝手で日常の生活では殆ど支障はありません。

日常の買い物など街乗り用途では、非常に使い勝手の良く実用性に優れた車です。そう考えると、この車もかなりお買い得な中古車と言えます。

まとめ

今回は格安で購入可能な2台の車種を紹介しました。

どちらも新車でも購入可能ですが、中古車相場がかなり落ちています。新車を検討するのも良いですが、せっかくの格安車。日常の足として程度の良い中古車を検討しても良いのではないでしょうか。コンパクトクラスで運転しやすく燃費にも優れているため、免許取り立ての初心者にもオススメできる車です。

また、管理人が個人的な偏見でおすすめするお買い得な中古車種もこちらで紹介しています。合わせて見て行ってください。