初心者にオススメな中古車をジャンル別に挙げていく
公共交通期間がない土地に引っ越して車が急に必要になった。免許取り立てで車が欲しいけど、どれがいいかわからない。免許はあったけどお金が無くて持っておらず、ようやくお金が貯まったから車を買おうと思う人。
車を初めて買う時は誰もが初心者です。
中古車であれば初期費用もおさえられます。でも初めて車を買う時はどんな車を買えばわからないのも当然。今回はそんな免許取り立てや、ペーパードライバーだった初心者にもオススメしたい中古車を紹介しようと思います。
ハッチバック
初心者向けの車で1番オススメしやすいのがハッチバックと呼ばれるジャンルの車です。扱いやすいボディサイズは狭い国内の道路事情に最適であり、軽自動車より余裕のある走りで長距離運転もこなせます。色々な用途にマルチに使えるジャンルの車です。
ホンダ フィット(2代目、3代目)
室内の広さ、燃費の良さによるランニングコストの高さ。1台でマルチな用途に対応出来る非常にバランスの良いコンパクトカーです。MT設定もあり走りに振ったRSグレードもあります。2代目フィットに関してはこちらの記事でも紹介しています。
スタイリッシュなデザインに代わった3代目もこれらの利点は引き継いでいます。新型モデルが発売されれば現行型も価格の下落が想定されますので、その時が狙い目です。フィットをベースとしたステーションワゴンのフィットシャトル、シャトルもユーティリティに優れたオススメできるモデルです。
日産 ノート(2代目)
フィットに並ぶ室内空間を持ち、使い勝手に優れた2代目ノート。走りや使い勝手のトータル性能ではフィットに分がありますが、ノートを推したい理由は安全装備にあります。ノートはコンパクトカーの中でも早期に単眼カメラによる衝突軽減ブレーキを取り入れたモデル。単眼カメラの画像解析により歩行者も識別することができます。フィットは3代目後期モデルからホンダセンシングが装備されましたが、ノートは2代目から設定されており、中古で手頃な個体でも自動ブレーキ装着車を購入することができます。
トヨタ オーリス(初代、2代目)
カローラ系で欧州の主力車種であるオーリス。国内では地味な存在ですが、欧州の売れ筋モデルだけあって卒なく何でもこなす優等生です。居住空間、荷室の広さ、運転のしやすさ、走りのレベル…どれ取っても購入して強く不満の出ることはないと思います。MTが選べるRSも設定され、車好きニーズにも応えます。カローラスポーツが後継モデルとなりました。
高級感が欲しいならば、2.4L or 3.5Lエンジンを搭載した上級モデルのブレイドも廉価な個体が多くオススメです。
番外編:日産マーチ、三菱ミラージュ
車としてオススメ度は上記3車種に劣りますが、とにかく状態の良い車両が安く購入できます。選択肢としては悪くないと思います。詳しくはこちらで紹介しています。
ステーションワゴン
ハッチバックタイプですが、コンパクトカーより荷室が大きく、レジャーなどでも大活躍します。排気量が更に拡大されている場合もあり、コンパクトカーより長距離運転にも向いたモデルもあります。
トヨタ カローラフィールダー(2代目、3代目)
カローラ兄弟の一員であるステーションワゴン。オーリス同様にカローラブランドだけあって、まさに優等生な車です。広く使い勝手の良い荷室はキャンプやスノーボードといったあらゆるレジャー用途に十分に応えてくれると思います。3代目になった際にヴィッツのプラットフォームとなり車格は落ちたものの、室内や荷室の広さは維持。カローラツーリングの登場で相場も落ち、HEVモデルも安く購入できるため3代目がオススメです。
トヨタ アベンシスワゴン(3代目)
欧州生まれのステーションワゴン。国内では排気量は2Lのみとなります。フィールダーよりも余裕のあるエンジンに、欧州で鍛えられた足回りにより高速走行性能では他車よりアドバンテージがあります。元の価格が割高だったためかメジャーな存在ではない不人気車で中古価格も低め。ステーションワゴンが欲しくて遠出を頻繁にする人にオススメしたい車です。
ボルボ V50
輸入車の中では比較的故障も少なく、低価格で初心者にもオススメしやすいのがボルボV50です。アクセラと共通のプラットフォームを採用し、欧州仕込みのカッチリとした乗り味が持ち味です。古い車のため自動ブレーキこそないものの、ボルボで定評のある安全装備にも抜かりはありません。刺激的ではないものの、使いやすい2L直4とボルボの十八番の2.4L直5エンジンを搭載。ターボモデル以外の動力性能の評価はそれほど高くありませんが、必要十分なパフォーマンスを発揮します。
ボルボV50は比較的故障は少ないとは言え、輸入車で部品が高めには違いないので、ある程度心積りをした上で購入した方が良い車でしょう。
セダン
中古車の中でもお買い得なジャンルがセダンです。不人気なジャンルですが、静粛性にも優れトランクスルーを備えた車であれば懸念される積載性能も十分。日常使いで困るレベルではありません。
セダンのメリットに関してはこちらの記事で詳しく書いています→今だから乗りたい。セダンのススメ?
日産 シルフィ
日産のコンパクトセダンであるシルフィ。ブルーバードのネーミングは取れてしまいましたが、随分とスタイリッシュになりました。セダンかつ日産の不人気車ということで中古はかなりお買い得。5ナンバーサイズで扱いやすいボディは、セダンが欲しい初心者にもオススメできる車です。同クラスではトヨタ アリオン/プレミオもありますが、シルフィの方がデザインが若者向けなので、こちらを紹介します。世界中で販売されるグローバルモデルであり、既に新型は発表済みです。日本に導入されれば更に中古価格が下がることが予想されます。
スバル インプレッサG4
スバルを代表する実用車であるインプレッサ。スポーツモデルはWRXとして独立しました。エントリークラスながらスムーズな水平対向エンジン、スバル自慢の4WDシステムを採用しておりスバリストとしての1歩を踏み出すにはオススメしやすい車です。先進の安全装備であるアイサイトも選択可能。個人的にはハッチバックに比べて割安感のあるセダンであるG4をオススメしたいと思います。
当ブログでも一度紹介済み→車好きが勝手に選ぶ、車好きにオススメなお手頃中古車
トヨタSAI/レクサスHS
人気の高いトヨタのハイブリッドですが、その中でも手頃でお買い得なのがSAI。プログレ/ブレビスの系譜を継ぐコンパクト高級セダンです。2.4Lアトキンソンサイクルエンジン+THSⅡを搭載し、優れた燃費と余力のある走りを両立しています。
車としてよく出来たSAIですが、不人気な理由は同価格、車格帯でメカニズム的にも上位互換のカムリの存在。デザインもカムリ方が人気があるためにSAIは苦戦したようです。レクサス版のHSもお買い得な中古価格。レクサスブランドが欲しい人は検討の価値があると思います。
トヨタ プリウス(3代目)
とにかく販売台数が多く玉が豊富な3代目プリウス。中古価格もこなれており、初めて買う車の選択にも入りやすい車です。2代目よりもデザインが洗練され、後部座席の居住性も改善されました。排気量が1.8Lに拡大され高速燃費も向上しています。独特なボディ形状故にリアの視界こそ難ありですが、全般的に運転しやすいボディサイズで普通に使う分には動力性能にも不満は出ないと思います。
近年は教習所で教習車として採用していることもあり、初心者にも初めての車として馴染みやすいかも知れません。
SUV
国内でも人気のあるジャンルのSUV。中古価格も高騰しています。 SUVはアイポイントが高いために街乗りでも使いやすく、全体的に割高感は否めないものの初心者でも扱いやすいジャンルの車です。 割高な車が多い中でも、知名度が低いがために価格が手頃な車種を少し紹介します。
日産 デュアリス
エクストレイルとプラットフォームを共用するコンパクトSUVがデュアリスです。エクストレイルよりオンロード向けなデザインとキャラクターで、欧州では人気のあるモデルです。国内ではエクストレイル人気に押されあまり人気がない模様ですが、コンパクトで街乗りにも最適な初心者にも優しいSUVです。
三菱 RVR(3代目)
平成初期に大ヒットした名車の名を受け継ぐRVR。燃費や走りの面では不満が残りますが、アグレッシブな逆スラントノーズのデザインは他のSUVにはない魅力です。コンパクトで扱いやすいボディサイズ、かなり安い価格帯と初心者に推しやすい要素も多数。三菱車に抵抗がなく、アクティブな雰囲気のSUVが欲しい人は検討の価値アリです。
ミニバン
大勢でワイワイでかけたい時に役立つのが多人数乗車可能なミニバンです。車体が大きい車が多いですが、スクエアなボディ形状で運転しやすい車が多いのも特徴。今回はそのなかでも比較的コンパクトで初心者にもオススメしやすい車を挙げてみました。
ホンダ フリード(初代)
モビリオの後継モデルとして登場したフリード。コンパクトカー並の小さな車体ながらも6~7人乗車が可能なミニバンです。「サイコーにちょうどいい」サイズ感で、日本国内で運転するにはピッタリ。このサイズでスライドドアも備え、痒いところにも手が届くコンセプトの車です。パラレル式のiMA搭載のハイブリッドも選べます。アクティブ派には5人乗り、アウトドア向けに割り切られたフリードスパイクもオススメ。
トヨタ シエンタ(初代)
フリードと同クラスのコンパクトミニバン。フリードに対して丸目で可愛らしいデザインのシエンタ。設計が古いのが難点ですが、1度生産中止になっても蘇る程には商品魅力のポテンシャルは高いです。フリード同様に3列目は完全に非常用ですが、いざと言うときに助かる装備です。販売中止からの復活時にはより大人なモデルのダイスも追加されています。
マツダ プレマシー/日産 ラフェスタハイウェイスター
マツダの開発したミドルサイズのミニバン。スライドドア装備ながら走りも捨てないコンセプトを持つミニバンとしては貴重な存在です。2013年以降のモデルでは最新のSKYACTIVエンジン+ミッションが採用されており、燃費性能も向上したためそれ以降のモデルがオススメです。横方向にも動く2列目などによるシートアレンジ性の良さも、この車のポイント。マツダがミニバンの製造をやめてしまった今、実用性の高い走れるミニバンとしてまだまだ検討の価値があるミニバンです。
トヨタ ウィッシュ(2代目)
ホンダ ストリーム潰しとして有名なウィッシュ。2代目は初代の正常進化モデルです。ワゴンに近く7人乗車が可能という事で絶大な人気を得た初代ウィッシュ。その時程の人気はありませんが、使い勝手など中身は確実にアップグレードされ、ミニバンの中では乗用車ライクなスタイルと運転フィーリングは十分に魅力があります。スライドドアが装備されていないため人気は落ちており、状態の良い個体が手頃な価格で入手可能です。
軽自動車
運転のしやすさで言えば断トツ初心者にも勧めやすいのが軽自動車。日本独特の規格により、狭い日本の国土でもスイスイ走れます。車の性格上どれも街乗りメイン用途とはなってしまいますが、初心者のファーストカーとしては必要十分な性能だと思います。価格も安くオススメしやすい車が多いですが、その中でも特にオススメな車をピックアップしました。
日産 デイズ(初代)/三菱 ek(3代目)
質の高い内装が売りの日産/三菱の軽自動車。生産、設計は三菱がメインとなって開発されたモデルのようです。カタログ燃費は優秀でしたが、燃費偽装をされていたモデルでありブランドイメージはガタ落ちしました。よって中古価格はかなりお手ごろ。燃費偽装を行っていたとは言え、壊れる訳では無い上に内装のクオリティもかなりのもの。お買い得なで初心者にも勧めやすいモデルです。
ダイハツ ミラココア
ダイハツのベーシックモデルであるミラをベースにオシャレなデザインを纏ったミラココア。若者向けなファンデザイン、手頃な中古価格でオススメしやすいモデルです。ヒョコヒョコした足回りは街乗り特化といった感じですが、ダイハツの基幹モデルであるミラがベースのため使い勝手に関しては文句なし。デザインが気に入れば買う価値は十分にあります。
室内のユーティリティをより高めたければ、ムーヴがベースのムーヴコンテもオススメです。
スズキ MRワゴン/日産 モコ
ワゴンRの影に隠れてしまい地味な存在ですが、プラットフォームやメカニズムはワゴンRにほぼ準ずる存在。実用性はお墨付きです。知名度だけで価格が下がっているのであれば、オススメしない理由はありません。他の軽自動車と同様遠出に向いたモデルではないですが、街乗りではかなりの実力を発揮します。
その他詳細は書きませんが、アルト、ミライースなども安くてオススメできる軽自動車です。