都会の車の雪対策。スタッドレスタイヤかチェーン、どちらを備えるか。

2019年12月2日

近年、異常気象のためか関東を中心に都会でもドカ雪で積雪することが多くなってきました。雪国に住んでる訳ではなくても、雪対策が必要になってきます。

具体的に都会ではどんな雪対策をすればいいのかを持論を交えて紹介します。

車の積雪時の対策は?

結論から言います。

雪が積もったら都会では車に乗ってはいけません。

確かに装備を備えれば、雪でも事故のリスクを最小限に抑えて走ることは可能です。ただ、公道にはほかの車もいます。そして困ったことに何の対策もせず雪道を走る人間が一定数います。それが雪対策を当然のように皆がしている雪国との大きな違い

こんな状況では、自分がどんなに対策していても貰い事故のリスクが大幅に高まります。そういう訳で、都会では雪の日は車で外出しないようにするのが、1番の対策です。

それでも雪道を走らなければならない時は?

とは言っても、事情によりどうしても雪が積もった道を走らなければならない時もあると思います。

電車が止まってしまい、家族を車で迎えに行かなければならない。急病で病院に行かなければならない。などなど。

そんな時に考えられる対策を挙げてみます。

スタッドレスタイヤを履いておく

雪道と言えば、スタッドレスタイヤ。突然の雪にも対応できる上にチェーンのように履く手間もありません。しかし、スキーなどのウィンタースポーツが趣味の人や、北陸や東北などの雪国に冬に行くことが確定している人以外には個人的にはあまりオススメしません。

スタッドレスタイヤは、雪の日はいいですが晴れた時の乾いた路面、降雨時ではサマータイヤに比べて性能が劣ります。年に数回しかない積雪のために、普段の性能を犠牲にしてスタッドレスタイヤを履くことに、さほどメリットはないと思います。

また、保管の問題もあります。夏場は保管スペースが必要です。また、冬場は逆に夏タイヤを保管するスペースが必要となります。店で保管してくれる場合もありますが、保管料が必要だったりします。

また、タイヤはゴムなので経年劣化をします。あまり長い年数が経つと本来の性能も発揮できなくなります。夏と冬で交互に履いていると、必然的にタイヤを交換するまでの年数がかかりますので、劣化のリスクも大きくなります。

チェーンを携帯する

個人的にオススメしたいのはこちら。積雪に対する備えとしては、スタッドレスタイヤに負けない性能があります。また、使わない時の保管に関してもスタッドレスタイヤより小さいスペースで済みます。

オススメはワンタッチで装着でき、高速道路のチェーン規制にも対応できるタイプがオススメです。

バイアスロンクイックイージー

個人的にもこれを1つ備えています。トランクに携帯するには多少場所は取ってしまいますし値段も昔ながらの金属チェーンに比べて高めですが、ワンタッチで付けれる手軽さと関越トンネルも走行できるドライ路面への適応性を考えると、汎用性に優れて使いやすいチェーンだと思います。

金属チェーンは安価で積雪路の走破性には優れますが、取り付け性に関しては難ありです。また関越トンネルは走行できないので、遠出する可能性のある人は避けた方がいいと思います。街乗りで着ける手間を惜しまないならば、アイスバーン以外では性能的にも優れますし、使用しない時も小さくまとまるので都会の積雪にはベストです。

その他あったらいいかもしれない都会の積雪対策

牽引ロープ

スタックした時に助けてもらうのに必要です。普通のロープでは強度不足や伸縮性がないために破損の可能性もあるので、きちんと牽引ロープを使用するのが無難です。

布チェーン

金属チェーンや非金属のゴムチェーンに比べて耐久性や積雪路の走行性能には劣りますが、ないよりはマシです。緊急時には役に立ちます。また、非駆動輪に巻くとブレーキング時のグリップや安定性も上がります。

その他、軍手や長靴、スコップなどもあれば役に立ちます。

余裕があるなら積んでおいてもいいと思います。

車雑談

Posted by 管理人