日産アリアの実車をじっくり見てきたのでレビューしてみます
日産の期間限定の体験型施設、NISSAN PAVILION YOKOHAMAに行ってきました。(10月23日で既に開催は終了)
パビリオンには今後発売予定のSUV型EVであるアリアが展示されていました。訪れたときは平日だったこともあり人はあまりいませんでした。
以前は新型フェアレディZも展示されていましたが、既に展示は終了しています。というわけでメイン展示は、今度デビューする予定のSUV型EVモデルの日産アリアです。そのアリアをじっくりと見てきたので、レビューしてみたいと思います。
アリアの仕様に関する詳しい記事はこちらです→日産の本気!テスラと真っ向勝負のプレミアムEV。日産 アリア登場。
まず、施設に入ってすぐの場所に展示されてたアリアが目を惹きました。
実車を見ると、なかなかにカッコいいです。大柄で厚みのあるボディにより、しっかりとSUVらしさも出ています。
ちなみに昨年、東京モータショーで出てきたコンセプトモデルの写真はこちらです。
この時に比べると、細部のパーツも作りこまれており、ほぼ市販モデルに近い形状だと思われます。
さらに二台、ゴールドの展示車も展示されていました。こちらは間近で詳細を確認することができました。
日産のアイデンティティであるVモーショングリル。それを形成するのはポジションランプで、ウィンカーと兼用です。
ポジションランプ下のサイドの黒い部分はホイールハウスまで穴が貫通しています。ホイールハウスに空気を通し、ボディサイドに気流を導くことでホイールハウスの空気抵抗を低減する役割を果たしています。最近トレンドになっている空力処理ですね。
ちなみに、こちらの展示車は4WDモデルでした。ちなみに4WDモデルはリアモーターを搭載する関係上、ラゲッジの床下収納がなくなり、積載性能が結構落ちるそうです。
実際にラゲッジを除いたのは本社に展示していた2WDモデルですが(後述)2WDモデルでもお世辞にも広いとは言えません。ボディサイズの割には思った以上に浅く、プリウスに抱くイメージと似ていると思います。
内装はこんな感じです。詳しい写真はありません。解説員つきで乗り込むことができたのですが、写真撮影はNGでした。
Twitter引用で内装の詳しい画像を挙げておきます。
日産アリア
— A I R (@air_riding) July 15, 2020
日産見直したぞ…
性能も然ることながら
外装・内装共にすげーな…
特にエアコン周りのデザインは凄い… pic.twitter.com/Utz49SqxaR
床面はセンタートンネルもなく完全フラットで、かなり広々としている印象を持ちました。パワーコントロールユニットがコンパクトなため、エアコンのクーリングユニットもボンネットの中に納まっているため、フロントシート足回りもかなり広々としています。
スイッチ類は物理キーではないため、スマートな印象があります。使い勝手に関しては賛否両論ありそうな気はしていますが・・・・
ドアノブは結構、普通の形状です。見慣れないラインが入っていますが、デザインでしょうか。
かなり空力に気を使ってそうなフラットな表面形状のホイール。コンセプトカーについていたものよりフラットになっており空力に配慮した形状であることが伺い知れます。同様にコンセプトカーの時にはなかったストレーキもしっかりついています。
リアタイヤのフェンダー裏には吸音材らしきものが貼り付けてありました。かなりリアタイヤからのロードノイズには気を使っていそうです。
その後、横浜に来たついでに本社にも移動。
こちらでもアリアが展示されていました。こちらも乗り込み可能です。
こちらの展示車は白色の2WDモデルです。
実際に私が乗り込んだのはこちらの展示車です。時間制限付きですが、ラゲッジやボンネットも開けて見せてもらえました。
実際に見た感想を述べると、個人的にアリアはかなり好印象です。テスラほど価格も高くないですが十分に高スペックですし、内装の質感も高いです。SUVとしての迫力や存在感もしっかりありながらEVらしいスマートなデザインも良いと思います。
EVの潜在的需要はわかりませんが、プレミアムEVが欲しいもののテスラを信頼性や価格で敬遠していた層には待ちに待った車ではないでしょうか。先日発表されたHonda eとは異なり十分に所有欲を満たせる車ですし、それなりに成功するのでは?と思っています。
さらに本社には珍しい展示もあったので、ついでに少しだけ紹介します。
奥のスペースにはなんとZ33フェアレディZのコンセプトカーが展示されていました。
コンセプトカーが展示されるのは珍しいですね。内装こそはコンセプトカーらしく近未来的な内装ですが、外装はほとんど市販モデルと同じです。
さらにその先行試作車もありました。こちらはS14シルビアがベースとのこと。
このような先行テスト車両が展示されるのは大変珍しいです。
さらにエルグランドのマイナーチェンジモデルもさっそく展示されていました。
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